短編小説『彼女』裏話@天然果汁100%ノンフィクション



CAUTION!
これは短編小説「彼女」の元になった実話です。毒吐戯言館本館「彼女」をお読みでない方は下からどうぞ。
っつーか、お願いだから本編を先に読んで下さいってば。より一層現実の容赦なさが胸に沁みますから。
覚悟が出来たらレッツスクロール!




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あれは丁度『毒吐き戯言エッセイもどき』を某メルマガに連載していた頃のこと。
自分の2歳下のめさ美人さんな隣の部署の彼女(・・)。造形も勿論そうなんだけど、生物学的分類上、同じ女性として
こうも違うってど〜よ、って程。頭も外見も其れは素晴らしく、少女漫画を地でイケルわ、と確信。


まさに、オトコの理想!って感じ。(@notロリ顔爆乳)←理想違い



ま、そんな彼女ですから当然、付き合っている(ひと)が居る訳ですよ。っつ〜か、周りが放っておかんだろうて。
↑少なくともアタクシが放っておきません。ンな勿体無い事しねぇよ!
彼女の彼のことも当然知っていて。何たって(彼女と)同じ部署だし、好感度高かったので。
結婚の報告をする彼の表情(かお)は、もう誰もツッコめない程でございました。
満面、っつーか天下無敵?の笑み。自分なら

「オラオラオラ、俺様は幸せ絶頂なんだ、文句あっか!?」とアテレコするね。

↑注)褒めてます。





当時『ジミ婚』流行りで当初の予定は時流に則ってその筈だったんだけども(実際、本人が言ってたし)
何時の間にやら宗旨替えしたらしく、かくも素晴らしき『ハデ婚』へと早変わり。
偶然と云う名を装い、昼食時に話の流れがそっちへ行ったんで、他の子が彼女に訊いた訳です。

「何で急に(結婚)式やることになったの?しないって云ってたじゃない」
「ん〜…ホントは面倒で厭なんだけど、彼がねー…」

おいおいノロケかよ、とツッコミかけた、正にその瞬間─────…


「一生に一度だし、式をやって欲しいって泣かれて面倒くさくてさ〜

『ま、しょーがないから1回位付き合ってやるか!』って。

ま、何事も経験だし、そのうち役立つかなって思って」




───刹那、沈黙、直後大爆笑。
食事に使用していた応接室は華やかなランチタイムのOLさん達の笑い声に包まれていたのでした。



ブラヴォー (←巻舌発音推奨) 漢前(オトコマエ)



し・か・も!

(←…隙?) あらば経験値上げる気満々です。




しかも、本人否定しません(←訊いたらしい)。彼女曰く「この先、何が起こるか判らないし?」

オトコの理想な彼女は、実にオトコマエだったので御座いました。その外見と中身のギャップが面白過ぎ。
確かにノロケっちゃ〜ノロケ、なんですけどね、けど…オカシイ、っつーか間違ってるわ、何かが。

「(考えが)オトコマエっすね」
「あのヒト女々しいからあたしがしっかりしてないとね」

まるで世間話をするかの如く、自然に返されました。…因みに彼は彼女の5つ歳上です。


彼の名誉の為に書いておきますが、決して女々しくはなく、ごく普通です。普通、の基準は判りませんが。←ヲイ!


自分の脳裏に彼の将来(みらい)が視えました。ほぼ決定、と云っても過言ではないでしょう。



彼女天下 (@かかあ天下(でんか)の活用形)



───そうして。
「付き合ってやる」と宣言して挙げた結婚式あーんど披露宴。
彼女は神々しい迄の微笑を浮かべ、両親への感謝の言葉(@作文)で瞳を潤ませる彼を慰めておりました。


逆だから!!


現在でも忘れられない女性(ひと)、です。インパクト有り過ぎです。…っつーか、






現実って容赦無くキビシイのね、と、ココロに笑いの風が吹いた、ある冬の出来事で御座いました。














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書いている本人だけが楽しかったり。






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