永遠の、その未来
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聴こえたのは、微かな 発した主はといえば────────… シートに背中を預け、コーヒー缶片手に眠りこけている。 それはもう───… 誰よりも 「呑気っつーか、大物っつーか…」 盛大な溜息を付いてジェットは、自分のジャケットを脱いで眠るジョーに掛ける。 「お前に呑気、だと云われる様じゃ───…終わり、だな」 「どういう意味だよ」 「深読みするな 学習しろ 愚か者」 「だぁれがっ」 「お前」 「……………」 「いいんじゃない?…『らしく』て」 「らしい、ねぇ…」 3対の瞳が、傍らで穏やかな寝息を立てる、青年の 「喧嘩売ってんのが?」 「じゃれるのが、か?」 「やっぱ売ってんじゃねーか!」 「───…全部、よ」 筆舌し尽せぬ 生き延びた 悪運と ───…そして 「───…それにしても 腹、減ったよなぁ」 「だったら張大人のお店に寄っていく?本当は明日にしようと思ってたんだけど」 「久しぶりに行ってみるか」 意見が一致した処でアルベルトは煙草の火を揉み消し、アクセルを更に強く踏み込んだ。 注がれる、真っ直ぐな視線 繋いでゆく、想い 紡いでゆく、決意 それぞれの想いを胸に秘めて |
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